MRC Photo BBS
2025・6・29 こぼれ噺 - SUN
2025/07/08 (Tue) 00:09:36
【ついて来られなかったじゃん】
MRC一同は、羽生PAから大谷PAまでフリー走行です。
今回は、全員が大型なので速度を気にせず走れます。
各々が好き勝手なスピードで走ります。
私は、元祖K5を駆るリーダーの後を、現代のK5エンジンで続きます。
前方の視界が開けるとリーダーが加速します。
実に軽やかですね。
流石K5です。
私は後方から6速をキープしたままリーダーの背中を追います。
既にそこそこのスピードに乗っておりますので、敢えてシフトダウンの必要も無いでしょう。
6速のままでも数秒で追い付けるし。
大谷までは皆が抜きつ抜かれつを繰り返し、アッという間に到着です。
途中皆さんの走りを眺めていると、其々に走りを楽しんでいるのが良く分かりましたよ。
到着した大谷で、また団欒のひと時を過ごします。
この時間こそツーリングの大きな楽しみである事は間違いなしですね。
皆が言いたい放題。
リーダーが私に話しかけます。
リーダー「バイクは前に車がいなくなったらシフトダウンしてアクセル全開で走らなきゃ」
SUN「そうなの?」
リーダー「楽しめるうちに楽しまなきゃ駄目でしょ」
SUN「・・・」
リーダー「(SUNは俺に)ついて来られなかったじゃん」
そ、そうですね。
確かに2人の差はちょっと開きました。
前を走るリーダーが先にシフトダウンして一気にアクセル全開すれば、そうなります。
しかしながら、それを勝ち誇ったように言われても・・
私はずっと6速キープで流してましたよと言ってるのですが。
とは言えリーダーのありがたいお言葉として承っておきましょう。
「リーダーの意見と茄子の花は千にひとつの仇はない」とMRCの会則に書いてありますから。
今回も走りの勉強になりました。
教訓をありがとうございます。
前方が開けたらシフトダウンして一気にアクセル全開ですね!
了解しました。
良い子の皆さんも覚えておきましょう。
確かmomo様は、榛名湖ツーリングの帰りに関越道でそんな走りをしてましたっけ。
それで良いのだ。
Re: 2025・6・29 こぼれ噺 - SUN
2025/07/08 (Tue) 00:11:58
【大谷〜西那須野】
1台また1台と大谷PAを出て行きます。
さてと。
折角のリーダーの教えですから、ここでシフトダウンとやらをやってみようか。
その前にリーダーを探さねば。
これからはリーダーを師匠と呼ぼう。
早く追い付いて師匠に教えを請いたいところ。
ちょっとだけアクセルを開き気味で走ります。
ん?
リーダーが居ない。
リーダーは既にシフトダウン&アクセル全開モードで爆走か?
これは大変な事になった。
「師匠〜、待ってろよぉ〜、直ぐに追いつくからなぁ〜」
GTのスピードが乗ってきます。
私の後ろにmazd様が続きます。
前方の車輌がいなくなり視界が開けます。
師匠の教えの通り私はシフトダウンして後を追います。
ミラーに映っていたmazd様のバイクが点に変わります。
なのにいつまで経ってもリーダーは見えて来ない。
リーダーに追いつかないまま、私は西那須野ICに到着してしまいました。
流石リーダーです。
超速で西那須野に一番乗りですね。
私ごときではリーダーに敵いません。
料金所を出ます。
アレ?
リーダーが居ない。
間も無く後ろを走っていたmazd様が到着です。
SUN「リーダーは?」
mazd「リーダーは後です」
SUN「先に出たんじゃないの?」
mazd「いや、先に出てない」
嗚呼SUNの勘違いってか。
SUNのバカバカ。
GTの燃費は、Ryu君とチンタラ走ると21km/Lなんですけどね。
ちょっと回して走ったおかげで、17.8km/Lまで落ちてしまいました。
mazd「それにしても随分と飛ばしてましたね」
SUN「全然飛ばしてない」
mazd「⚪︎⚪︎⚪︎キロくらい出してたでしょ?」
SUN「出してない」
(ホントはもっと出してた)
Re: 2025・6・29 こぼれ噺 - SUN
2025/07/08 (Tue) 00:14:19
【西那須野】
西那須ICで降りたメンバーは、ENEOSでガスアップした後、道の駅へと向かいます。
道の駅までの道のりは、100メートルくらい。
そこに見えてますから。
道の駅に着くと、そこにはHONDAの名車『スーパーブラックバード』が停車しているではありませんか。
その名の通り、バイクの色はブラックです。
ブラックバードと言えば、HONDAのフラッグシップモデル。
そのプロモーションビデオを見れば、HONDAがいかに力を入れていたかが分かります。
なんせ米軍の戦闘機を使ってのPVですから。
HONDAは、どんだけお金を掛けているのでしょう?
https://www.youtube.com/watch?v=QxOxJerOwEA
このPVは、今見ても惚れ惚れします。
しかも使われているブラックバードの色はガンメタ。
PVの作者は、良いセンスしてますね。
ブラックバードには、ガンメタが一番お似合いです。
ガンメタのブラックバードに乗るライダーは、当然モテモテだった事でしょう。
うん、そうに違いない。
駐車場で、ブラックバードに乗った旅人と団欒の後、MRCのメンバーは先を目指し出発の準備を始めます。
ところがNinja様はお腹を押さえ駐車場から建物の中へ戻って行きます。
一体どうしたのでしょう?
彼の身に何が起こったか?
私は彼が何をしに行ったか知ってますが、お食事中の方が読んでるかもしれないので書かないでおきます。
Re: 2025・6・29 こぼれ噺 - SUN
2025/07/08 (Tue) 00:16:26
【もみじライン】
道の駅を出たMRCメンバーは、もみじラインを目指します。
道の駅から塩原温泉までの道は、川沿いのグネグネ道だったのに、いつの間にか長いトンネルが開通しておりグネグネ道は短くなってました。
考えてみれば、毎年ハンターマウンテンでRyu君とスキーを楽しんでいましたが、事故の後は全く行ってません。
Ryu君の足にボードのブーツはまだ無理ですから。
ご存知のようにスキーブーツやスノボのブーツは、足を強く締め付けます。
足に入れたボルトを取っても暫くは締め付けられないでしょう。
おそらく次のシーズンにはまた一緒に滑れるでしょう。
ちょっと目を離すと道路も大きく変わります。
塩原の温泉街の始まり辺りから左に折れて坂を登り、もみじラインへと向かいます。
『もみじライン入口』の信号を更に左折するとそこから日塩もみじラインの始まりです。
もみじラインも路面が年々荒れてきてますね。
昔は有料道路でしたが、今は無料です。
昔のように有料にして道路のメンテをしっかりしていただきたいと思います。
先頭をmomo様が行きます。
次にmazd様が続き、その後をNinja様が走ります。
私は前方の3台を見ながら走ります。
結構なペースですね。
momo様は、容赦ないスピードで先を行きます。
相変わらず上手いですね。
悪路なのに余裕でコーナーに吸い込まれて行きます。
私の前を行くNinja様のエンジンが突然「ヴォン」と爆音を上げました。
その爆音は、何度か繰り返されました。
最初は、ギアをローに落としエンジンの立ち上がりを楽しみつつ遊んでいるのかと思いました。
しかし、その爆音も3回4回と繰り返えすうち、遊びではない事に気づきます。
吹けてないじゃん!
そう、ストリートファイターのエンジンが全然吹け上がらなくなってしまったのです。
最初の爆音を上げてから1分もしないうちにバイクは止まりました。
原因は、オートシフターが何たらかんたらです。
オートシフターをオフにして何たらかんたらして、どうにか走るようになりました。
話を聞けば、以前からその前兆はあったとの事。
不安を抱えながらではありますが、最後までJAFを呼ばずに済んで良かったです。
これがmomo様なら分かりますよ。
誰もが「またmomo様が摑まされた」って思いますからね。
皆からmomo様の掴まされ率100%と囁かれておりますし。
しかも陰口ではなく堂々と囁かれています。
堂々と囁かれているのは、囁かれているとは言わないか。
しかしながら、まさかNinja様も掴まされていたとは知りませんでした。
良かったですね、次のバイクが決まって。
もう納車間近でしょ?
めでたしめでたしですね。
Re: 2025・6・29 こぼれ噺 - SUN
2025/07/08 (Tue) 00:18:38
【ジビエ】
もみじラインを抜け、121号を北上します。
この道は昔、MRCで間欠泉を見に行った思い出の道です。
何故かあの時は私が先頭を走りました。
私の後ろをNinja様が走ります。
Ninja様ったら、背後から私を煽る煽る。
遠い昔の思い出です。
今回もNinja様とくっついて走ったので信号待ちの間に「昔、ここを走ったよな」と声を掛けたのですが。
「さあ?」と、つれない返事のNinja様。
Ninja様の記憶は、ウンコと共に塩原の山中に流れて消えたのでしょう。
あの時は、道の途中にあるお店で熊の肉をいただきましたっけ。
味は忘れましたが、美味しかったという思い出はありません。
今回は、ちょっと違うコースの湯西川の道の駅でお昼ご飯。
熊の肉はありませんでしたが、鹿肉のコロッケがありました。
となれば、食べてみたいと思うのが『ジビエ通』の私。
迷わず鹿肉のコロッケを注文しました。
お味はですねぇ。
美味しかったです。
しかし、鹿肉だから美味しかったと言うより、コロッケだから美味しかったのでしょう。
ジャガイモと何かのお肉の細切れを混ぜて衣を付けて油で揚げれば、何の肉を使っても美味しいと思います。
コロッケは、日本人の生んだ逸品ですね。
熊の肉も鹿の肉も単体で食べなければ味は分かりません。
問題は、いつから私はジビエ通になったのか?かな。
Re: 2025・6・29 こぼれ噺 - SUN
2025/07/08 (Tue) 00:20:22
【大笹牧場】
食事を終えた面々は、ちょっとだけショーカットで霧降高原の大笹牧場へと進路を変えます。
大笹牧場へ到着すると、人人人、車車車、バイクバイクバイク。
この牧場は、相変わらずの大繁盛。
お約束のソフトクリームには、長蛇の列です。
私は何も食べず何も飲まずでした。
正確には、持参したペットボトルのお茶で水分補給しましたが。
お日様に当たると堪えられない暑さでしたね。
殺人光線とは、この陽射しの事。
しかし、日陰に入れば高原の風が爽やかに火照った体を冷やしてくれます。
水道水は冷たく、手と顔を洗うと生き返ります。
日陰のベンチに腰掛け、のんびり高原の緑に包まれながら青空を眺めて過ごしました。
会話も少なかった気がします。
(私だけ仲間外れとも言う)
何もしない、何も話さないという快さってありますよね。
負け惜しみじゃないもん。
Re: 2025・6・29 こぼれ噺 - SUN
2025/07/08 (Tue) 00:22:34
【佐野はひとり消えるんだよ】
帰路につきます。
日光の駅前で、最後のガスアップ。
この後は、高速に乗って佐野SAに集合と皆に伝えます。
その時、若様がニタニタしながらまたポロっと言いました。
「佐野はひとり消えるんだよ」ってね。
いつもの若スマイル(ニタニタ)が良いんですよ
Re: 2025・6・29 こぼれ噺 - SUN
2025/07/08 (Tue) 00:28:54
読者の皆様には若が何を言ってるか分かりませんね。
私には即理解できました。
[解説]
あの日も、今回と同じ酷暑の夏でした。
否、今回より暑かったと思います。
「次は佐野で集合!」と決め、全員がフリー走行です。
佐野で集合して、直ぐに皆でお蕎麦を食べに行くと決めてましたから。
佐野に到着したメンバーは、メットも取らずに炎天下の中で後続を待ちます。
数分で後続のメンバーが揃いました。
ひとりを除いてね。
そうです、ひとり消えたんです。
10分が過ぎ20分が過ぎ・・
若様の顎から汗が流れ落ちてきました。
若「SUNさん、オレ具合が悪くなった。このまま帰らせてもらうから」
そう言って若様は帰って行きました。
具合が悪くなったのは若様だけではありません。
全員が、炎天下の中でメットも取らずに残りのひとりを待っていましたから。
私のウエアの中は、汗でグッショリです。
皮パンの中もね。
おそらく脱水症状だったと思います。
漏らしてはいない。
Ninja「いくらニーゴー(250cc)だからって、こんなに遅くなる訳がない」
その通りです。
事故?
なにかあったに違いない。
皆で心配しました。
どれくらい待ったでしょう。
やがて、残りのひとりが無事に到着しました。
本人は、見るからにピンピンしてます。
バイクも問題なさそう。
事故でも故障でもなくて良かったです。
彼は、一人だけお店に入ってお団子を食べて、お腹がいっぱいになって、眠くなって、お昼寝してから来たから遅くなったとの事でした。
と言うのが、事件のあらすじです。
今回はと言うと。
そうです、私が消えました。
またまたSUNのバカバカ。
いえね、私は皆と同様にフリーで佐野まで走ったんですけどね、単独で。
MRCのメンバーの事だからバイクの駐輪場には止めないだろうな!
って思ったのですよ。
でね、佐野のSAを見渡したら出口に近い奥の方にバイクが見えたからそっちに行きました。
そしたら、そこに居たのはMRCのメンバーではなく大勢の旧車会の連中だった訳さ。
所謂、暴走族崩れというか、そんな感じ。
派手なカウルに爆音マフラーが、彼等のトレードマーク。
出立ちは特攻服まがいのツナギに焦茶のロングブーツ。
若者かと思いきや、イイ歳こいたオヤジ多数。
ん〜困った。
もう後戻りはできないし。
このまま出口に行ったら仲間と会えないし。
取り敢えず、族車の隙間に私のバイクを停めました。
もう360度、族車に囲まれてニッチもさっちもどうにもブルドッグ。
明らかに私だけ場違い。
分かってるってば、君達とは人種が違うって事はね。
でも仕方ないじゃん。
ここにしか止められなかったんだから。
私の出立ちは、革パンにメッシュウエア。
フルフェイスのAraiのメット。
GTはまだ新車の輝きを保つ落ち着いたカラーリングのリッターバイク。
ナンバーも君たちとは違う地域だし。
不思議と私の周りを行き交う人たちは、私と視線を合わせません。
ちょっとチラ見はするのですが、まるで私がそこに存在しないかのような素振り。
私としても、針の筵(むしろ)状態が暫く続きました。
しかし、私の周囲の数台が出て行ってくれましてね。
すかさず集団を抜け出し前方の空きスペースにGTを移動できたのですよ。
まさかあの集団の中に置きっぱはできませんでしたから、移動できて良かったです。
トボトボと皆の居るであろう駐輪場へ歩いて行きます。
居ましたよ、全員。
皆様、大変お待たせ致しました。
私が居ない間、言いたい放題(悪口)だったとの事。
いいですそれでも。
私はこれからもMRCの皆様とご一緒したいです。
これに懲りず、これからも宜しくお願いします。
ホントに。
おわり
Re: 2025・6・29 こぼれ噺 - momo
2025/07/08 (Tue) 21:32:05
おーっ!!凄い、面白い、ありがとうございます、sun様⭕️
ふぅ〜・・・うん、PV拝見しました◎
ロッキードSR71でブラックバード繋がりなんですね◎
最初、2倍速で見てしまって、えらい迫力でした。
もう一度、見直しました◎
マッハ3.3だからね!外気との摩擦で熱が凄い偵察機との事◎今だにこれ以上の速度を出す実用機は無いのではなかったかな?
Re: 2025・6・29 こぼれ噺 - SUN
2025/07/09 (Wed) 07:28:48
momoどういたしまして。
ある事ある事書きまくりました。
ブラックバードって、米軍機の方が本家なんですよね。
PVを観る限りHONDAのブラックバードよりロッキードのブラックバードの方がちょっとだけ速そうです。
私の乗っていたブラックバードは、マッハ3.3までスピードメーターは付いてなかったし。
8月は、足尾でしょうか?
足尾も楽しそうです。
その前に飲んで歌って踊りましょうね。
皆様宜しくお願いします。